雨の日の電車通勤は「折りたたみ傘」の見直しで断然楽になる
雨の日の通勤で嫌なものの一つが、電車内での濡れた傘。
周りに気を使いますし、座れても濡れた傘が邪魔でスマホを見る気にもなれません。
そこで、私は長傘を止め、それなりに機能が高い「折りたたみ傘」を使うようにしたところ、雨の日の通勤がグンと楽になりました!
もくじ
軽さ・使用時のサイズ・撥水性・頑丈さを満たす傘を
長傘は、数十年前も今もあまり進歩していないイメージですが、折りたたみ傘はここ数年でもかなり進歩しています。
私は過去にWaterFrontというメーカーの安物の傘や、コンビニ傘の使ってきましたが、今思うとこれらは話になりません。
3千円~5千円くらい出せば、軽さ・撥水性・頑丈さを満たす傘が手に入ります。
スマホよりも軽い傘
私が買って愛用しているのは、東急ハンズで3,000円ほどで買ったボアドールという(あまり有名でない)日本メーカーの傘です。
私が使っているものは、ネット上では品切れになっている60cmのタイプです。
親骨60cmのサイズは、男性用長傘と同等のサイズです。
重さは140gで、これはスマホ本体(iPhone7)よりもさらに軽いです!
ちなみに、5千円以上出せば有名アウトドアブランドのモンベルやスノーピークのものも買えます。
雨の日の通勤を少しでも良くすると思えば安い買い物です。
折りたたみ傘をスペックで選ぶ
店頭で手に取って確認するのもいいですが、ネットで購入する場合は「詳しいスペック」が掲載されているので、その数値を参考に選べば問題ないと思います。
個人的には、優先すべきは 重量 > サイズ >撥水性 >強度 だと思います。
1. 重量
折りたたみ傘は軽量である事が第一だと思います。
曇りの日などでも、バッグやリュックに入れる事が多く、「使う時間よりも持ち運ぶ時間の方が長い」ものだからです。
200g以下だとかなり軽い部類ですが、男性サイズでも150g以下の軽いものはあります。
(ちなみに、iPhoneの大画面タイプスマホのiPhone XS Maxの重量が208g。やや大き目なiPhone XSが174gです)
骨の本数が多い「頑丈さ」を売りにした傘や、自動開閉式の傘、あるいは有名メーカーのもの(例えばドイツのKnirps(クニルプス)など)は、300g以上からものによっては500gを超えてしまいます(それ以前に値段も高いです)。
ちなみに、自動開閉式(ワンタッチ式)のものは、本体が重くなりますし、安いものは壊れやすくなっているので、個人的にはおススメしません。
2. 使用時のサイズ
いくら軽い傘でも、濡れてしまってはもとも子も無いので、使用時のサイズは重要です。
ただ、気を付けなければいけないのは、店頭の表記とネット上の表記は「測っている箇所が違う」という事です。
店頭の傘の表記は「親骨の長さ」、ネット上の表記は「直径」であることが多いです。
それらを比較すると、以下の表のようになります。
親骨 | 直径 |
55cm | 約80~90cm |
60cm | 約85~100cm |
65cm | 約100~110cm |
直径100cm以上のもの(親骨65cm)を選べば、男性用の長傘と同程度のゆとりで使用できます。
体系が大きい人や手荷物も絶対濡らしたくない人は110cm(親骨70cm)以上もありですが、ゆとりを重視すると収納時のコンパクトさや軽量さが失われます。
標準体型の男性なら、親骨60cmか65cmを選んでおけば間違いないと思います。
3. 撥水性
撥水性は実は「とても大事」です。
傘を折りたたんだ時、いつまでもビショビショなのは安い粗悪な傘です。
防水加工(テフロン加工など) がされているものを選びましょう。
折りたたむ時に軽く振るだけで水が切れますので、袋に収納してバッグやリュックに入れるなら、撥水性は必須です。
折りたたみ傘のケース
使用した傘こそ、バッグやリュックにしまいたいものです。
そこで、折りたたみ傘用のケース(袋) があると便利です。
店頭にはあまり置いていないので、ネットで折りたたみ傘と一緒に買う方がいいかもしれません。
傘ケースをさらにビニール袋に入れれば、バッグのものが濡れてしまう事はまずありません。
4. 強度
折りたたみ傘の強度ほどほどでよいと思います。
というのも、台風のような激しい風の日に折りたたみ傘を指す機会は、1年を通してもそう何度もあるものではありません。
それでも、「ちょっと突風が吹いただけで壊れた」というのでは困りますしコスパも悪いです。
頑丈さと軽量さを兼ねるとなると、骨組みはカーボン製かグラスファイバー製になります。
傘の骨の数は、価格と重量を考慮すると、8本あれば十分だと思います。
日傘兼用のものは?
日傘兼用(UVカット)の折りたたみ傘も増えています。
日本の夏は猛烈な日差しと、ゲリラ豪雨に見舞われることが多いので、重宝するかもしれません。
ただ、日傘兼用だと「軽量」と「撥水性」はある程度犠牲になりますので、個人的には日傘は別でいいかな、と思います(メンズ日傘が今後どのくらい普及するかもわかりませんし)。
ついでにレインブーツも用意
ビジネスマンの雨対策として、もう1つ必須なのがレインブーツです。
いわゆる「長靴」とは違う、スーツに合わせても違和感の無いレインブーツが多く登場しています。
値段もピンキリですが、私の意見としては「5千円以下の安価なもの」で十分だと思います(ただし、実店舗にはこの価格帯はあまり置かれていないので、ネット通販がおススメです)。
レインブーツが必要なほどの雨の通勤は多くても年に10回程度と思われ、履く機会が少ないものにお金をかける必要はありません。安物でも「防水性はあります」。
ファッション性と歩きやすさが落ちるかもしれませんが、年に数回の使用ですので、そこは割り切るのが得策だと思います。
また、歩きにくい場合は中敷きで調整すれば、だいぶ快適になります。
以上、最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
雨の通勤に悩む方のお役に少しでも立てたら幸いです。