JCB THE CLASSの年会費5万円は格安? すぐに元がとれる仕組み

2019-09-21

JCBの最上級グレードのカード、JCB THE CLASS(ザ・クラス)の年会費は5万円(税抜) です。

 

クレジットカードで節約を考えている人にとっては、高額な年会費など無駄遣いそのものに感じるかもしれません。

しかし、ザ・クラスの特典を考えれば、「年会費5万円は高くない」、むしろ使う人によっては「すぐに元がとれるほど格安」だとわかります。

この記事では、特典の内容をご紹介します。

 

必ずもらえる2万円~2万5千円相当のギフト(メンバーズセレクション)

ザ・クラスの会員には、年に一回、メンバーズセレクション(通称メンセレ)という、会員が必ずもらえるカタログギフトがあります。

 

 

その内容は、家電や健康器具、高級な食器や調理器具、お肉やお酒、旅行券や東京ディズニーリゾートのパスポート(ペアチケット+ギフト)等です。

 

金額的には、2万円~2万5千円ぐらいのものが多いです。

家電や日用品は買う場所や時期によって値段がまちまちですが、旅行券ならば「2万5千円分」になります。

 

 

また、ディズニーの場合、「パークチケット2枚組+ダッフィー&シェリーメイのぬいぐるみのセット」等が選べます。

ディズニーの1デーパスポートは、18歳以上の料金が1枚7,400円で、Sサイズのぬいぐるみはディズニーのオンラインサイトで1つ4,000円です。
(ぬいぐるみはメンセレのものと同じかどうかはわかりませんが、サイズはほぼ同じです)

簡単に見積もって、7,400×2+4,000×2=22,800円(税抜)です。

 

 

その他、USJのチケットも用意されています。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスタジオパス(2枚組) とJCBプレモカード(1万円分) のセットの場合は、
7,400円×2+10,000円=24,400円となります。

また、スタジオパス(2枚組) と、アトラクションの待ち時間が短縮できるエクスプレスパス1 引換券(4枚) とのセットもあります。

 

 

同伴者1名分の食事が無料! グルメベネフィット

 

 

年に2回(前半と後半、ランチとディナーで最高で年4回)、国内の高級レストランの食事代が1名分無料になります。

対象となる店舗は100店舗以上あります。
関東や関西のエリアに偏り気味で、コースは指定になりますが、様々なジャンルのレストランがあります。

対象のコースはランチでも5千円、ディナーなら1万円を超えるものも少なくなく、それが1名分無料ですと、かなりお得です。

外食にお金を惜しまない人でしたら、2回のディナーだけで2万5千円以上得する事ができます。

 

私のような一般人でも、「結婚記念日に奥さんと豪華ディナーで」という使い方が考えられます。

 

 

世界中の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス

ザ・クラスの会員には、希望すればもれなくプライオリティ・パスが無料で付いてきます。

 

プライオリティ・パスの通常の年会費は、プライオリティパスのオフィシャルサイトによると以下のようになっています。

コース名 年会費

内容

スタンダード 99 USドル 利用料1回につき会員・同伴者それぞれ 32USドル
スタンダード・プラス 299 USドル 会員利用10回まで無料、その後1回につき32USドル
プレステージ 429 USドル

会員は全て無料、同伴者の利用は32USドル

※2019年1月の値上げ後の価格です

ザ・クラスに付帯するプライオリティ・パスは、一番上のプレステージ会員よりもさらに上同伴者1名まで無料で利用できます。

プライオリティパスが付帯するクレジットカードは少なくありませんが、同伴者が無料のカードは限られます。
(JCBプラチナカードの場合は、同伴者は1名2,000円になります)

 

 

まとめ:金額に換算できる3つのサービスだけで元がとれる

これまでご紹介した3つのサービスだけでも、年会費5万円分の元がとれます。

しかも、上記はザ・クラスに付帯するサービスの一部であり、その他にも優れたサービスがまだまだあります。

 

  • 24時間365日対応の会員専用コンシェルジュデスク
  • 専用の空港ラウンジ
  • 専用の宿泊プランやゴルフ場での優待
  • 充実した保険(自動付帯で国内旅行傷害保険 最高1億円、海外旅行傷害保険 最高1億円。国内・海外航空機遅延保険、ゴルファー保険、ショッピングガード保険(年間500万円まで、免責金3千円、購入から90日間))
  • ダイニング30(対象のレストランが30%オフで利用可能)
  • 家族カードが8名まで無料
  • ポイントプログラムの優待(前年の利用実績に応じてポイント獲得率が最大60%アップ(=還元率0.8%)。有効期限も5年間に延長)

 

また、東京ディズニーリゾートでの専用ラウンジの使用や、特別プランなどの優待が受けられます。
(USJにも専用ラウンジがあります)

詳細はこちらの記事に掲載しています。

 

 

考察:ザ・クラスはJCBにとって優良顧客へのサービス?

ザ・クラスには年会費5万円とは思えない、豊富な特典が用意されています。

年会費13万円の他社の上級カード(ダイナースプレミアムやアメックスプラチナ)と比べると、ステータスや高級感の面では落ちるかもしれませんが、コストパフォーマンスは勝っています。

 

私が思うに、ダイナースやアメックスの上級カードは富裕層向けに特化しているのに対し、JCBのザ・クラスは長年使い続けてくれた優良顧客へのサービスの意味合いがあると思います。

「サービスに対するコスパの良さ」がそれを物語っています。富裕層向けならば、サービスの内容はもっと「一般人が利用しにくいもの」に重点が置かれ、年会費も吊り上げられると思うからです。

 

そんなわけで、私の考えではザ・クラスは「一般人が持てるお得なブラックカード」です。

 

(「一般人が持てる」の意味は以下の記事に書いています)

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

ザ・クラスに興味がある人のお役に少しでも立てたら、幸いですm(_ _)m