Suicaで得するにはモバイルSuicaは必須! モバイルSuicaの概要・利用方法を紹介
JR東日本が発行する電子マネーSuica(スイカ)。
Suicaをスマホに登録するサービス モバイルSuica。
それらが対象のポイントサービス JRE PPOINT(ジェイアールイー・ポイント)。
この3つは利用価値が非常に高いサービスですが、仕組みが複雑です。
はっきりいって、数多くあるキャッシュレス決済の中で、「最も難易度が高い」といっても過言ではありません。
なぜなら、それらをお得に使うには、Suica、スマホ、クレジットカードの3つを使う必要があるからです。
正直、オフィシャルサイトを見ても、やり方が色々あり過ぎて「まず何から手をつければいいのか」よくわかりません。
そこでこの記事では、私自身の利用をもとに、簡単な利用法から、最大限お得になる活用術まで、できるだけ簡単にご説明いたします。
もくじ
前提としてJRE POINTを理解する
Suicaで得する第一歩は、JRE POINTの仕組みを理解する事です。
JREポイントの仕組みから登録までは、こちらの記事でご説明しています。
モバイルSuicaの方がカード型Suicaよりポイントが貯まる
モバイルSuicaはカード型Suicaに比べ、以下の表のとおり、断然多くのポイントが貯められます。
利用サービス |
カード型Suica
|
モバイルSuica
|
乗車・グリーン券購入 |
200円ごとに1JREポイント(=1円) |
50円ごとに1 JREポイント (還元率2.0%) |
モバイルSuica定期券の購入 |
対象外 |
50円で1 JREポイント (還元率2.0%) |
JR東日本の鉄道をよく利用する人や、JR東日本の区間を含む定期券を購入する人は、モバイルSuicaを利用した方が圧倒的に得です。
※乗車やグリーン券の購入でのポイント付与はJR東日本の区間のみです
※モバイルSuica定期券購入でのポイント付与は、他社鉄道区間もポイント付与対象です。
そもそもモバイルSuicaとは?
モバイルSuicaとは、簡単に言うとスマホに搭載したSuicaです。
(ガラケーにも搭載できますが、この記事では省略します)
モバイルSuicaをスマホに搭載すれば、以下のような事ができます。
- スマホをかざして改札を通過
- スマホ上でSuicaの残高確認・チャージ
- スマホ上で定期券の購入(新規・継続)
- Suica残高や定期券の払い戻し(手数料220円を差し引かれて銀行に振り込まれます)
便利過ぎて、一度使うとカード型のSuicaに戻れなくなります。
モバイルSuicaの注意点
そんな便利なモバイルSuicaですが、注意しなければならない事もあります。
1つ目は、スマホの充電が切れたら使えない、という事です。
入場するのはもちろん、電車に乗っている途中で電池が切れると「外に出られない」という事態になります。
その場合は、現金での清算となります。
不安な人は、モバイルバッテリーを用意しておくとよいでしょう。
注意点の2つ目は、スマホを機種変する時には事前に手続きが必要という事です(手続きの詳細は、機種等によって異なります)。
まずはスマホを用意する
モバイルSuicaを利用するにはスマホを用意しなければなりません。
スマホの種類によってモバイルSuicaの設定方法は異なり、基本的には3つのパターンに分かれます。
スマホの種類 | 設定方法(使用機能) | 年会費 |
iphone7以降のiphone(アイフォーン) |
Apple Pay(アップル・ペイ) |
無料 |
おサイフケータイ対応のAndroidスマホ | Google Pay(グーグル・ペイ) |
無料 |
モバイルSuicaアプリ |
1,050円(税込) ※クレジットカードにビューカードを登録した場合は無料 ※2020年2年26日以降は無料 |
Apple Payの機能が無いiphone 6s以前のアイフォーンや、おサイフケータイ非対応のアンドロイドスマホは、残念ながらモバイルSuicaが使えません。
ちなみに、Apple PayやGoogle Payとは、スマホにクレジットカードや電子マネーを登録するアプリの事です(PaypayなどのQRコード決済とは全く別モノです)。
iphoneの場合、モバイルSuicaはApple Payを使って登録します。
Apple Payの管理は、Walletアプリで行います。
Androidスマホの場合、Google PayとモバイルSuicaアプリの両方が使えます。
それぞれで、使える機能や登録できる電子マネーなどが少し異なりますので、詳細は以下のオフィシャルサイトをご参照ください。
https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/googlepay/
iphoneでモバイルSuicaを発行する方法
ここでは、iphoneでモバイルSuicaを発行する方法を簡単にご説明します。
Androidスマホの場合は、こちらのオフィシャルサイトをご参照ください。
・モバイルSuicaアプリ https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/android/
・Google Pay https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/googlepay/index.html
繰り返しになりますが、iphone6s以前のアイフォーンは残念ながらモバイルSuicaが使えません。
iphoneでモバイルSuicaを発行する場合は、手元にSuicaがあるか無いかで、登録方法が異なります。
準備 | 方法 |
対象のSuicaがある場合 (対象のSuica・・・無記名、大人用記名、通勤・大学の定期券) |
Walletアプリでカード型Suicaを取り込む |
対象のSuicaが無い場合 | SuicaアプリケーションでSuicaを新規発行する |
モバイルSuicaに切り替えができるSuicaは、クレジットカード機能やキャッシュカード機能が無いSuicaのみという事になります。
どちらの場合も、具体的な登録手順はオフィシャルサイトをご参照ください。
https://www.jreast.co.jp/appsuica/start/
注意点
Walletアプリでカード型Suicaを取り込む場合
- 取り込み後はカード型のSuicaは利用できなくなる
- Suica IDが変更されるので、JREポイントを受け取るにはJRE POINT WEBサイトに登録し直す必要がある
- デポジットの500円は、Suicaの残高に充当される
- チャージはApple Payに登録したクレジットカードから行われる
新規発行の場合
- 手元にSuicaは必要なし
- 発行時にクレジットカードの登録と、1,000円以上のチャージが必要
モバイルSuicaと好相性のクレジットカードを用意する
モバイルSuicaの登録が終わったら、忘れずにJRE POINT WEBサイトに登録してください。
これで、JREポイントをザクザク貯める事ができます。
しかし、もう一工夫する事で、さらにお得にSuicaが利用できます。
それは、モバイルSuicaと好相性のクレジットカードを用意する事です。
モバイルSuicaとクレジットカードは切ってもきれない関係ですが、クレジットカードのモバイルSuica対応には、3つのパターンがあります。
- モバイルSuicaに対応していないカード(チャージできない)
- チャージはできるけどクレジットカードのポイントが貯まらないカード
- チャージでクレジットカードのポイントが貯まるカード
モバイルSuicaに紐づけるべきは、3番目の「チャージでクレカのポイントが貯まるカード」です。
そのうえで、還元率が高いカードがモバイルSuicaと好相性のカードといえます。
下の記事では、「モバイルSuicaと好相性のカード」のカードを具体的にご紹介させていただきます。
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