モバイルSuicaにおススメのクレジットカード7選
JRE POINT(ジェーアールイー・ポイント)のサービスが2019年10月に改訂され、Suicaでの乗車や定期券の購入でもJREポイントが貯まるようになりました。
JREポイントはモバイルSuicaの方が断然多く貯まります。
利用サービス |
カード型Suica
|
モバイルSuica
|
乗車・グリーン券購入 |
200円ごとに1JREポイント(=1円) |
50円ごとに1 JREポイント (還元率2.0%) |
モバイルSuica定期券の購入 |
対象外 |
50円で1 JREポイント (還元率2.0%) |
その為、Suicaで得するコツは「還元率の高いクレジットカード」に紐づけた「モバイルSuica」を「JRE POINT WEBサイトに登録して利用する」事です。
JRE POINTについてはコチラ↓で記事にしています。
モバイルSuicaについてはコチラ↓で記事にしています。
この記事では、モバイルSuicaと紐づけるのに絶対オススメなクレジットカードを7種類、ご紹介させていただきます。
また、ここではSuicaや定期券を年間10万円以上利用する人を想定しています。
もくじ
モバイルSuicaでポイントが付かないクレジットカードもある
前提として、クレジットカードのモバイルSuica対応には、3つのパターンがあります。
- モバイルSuicaに対応していないカード(チャージ不可)
- チャージはできるけどクレジットカードのポイントが貯まらないカード
- チャージでクレジットカードのポイントが貯まるカード
ほとんどのクレジットカードがモバイルSuicaに対応している為、1番目はあまり気にしなくていいですが、注意しなければならないのは2番目のクレジットカードのポイントが貯まらないというパターンです。
楽天カードやYahoo!ジャパンカード、私のメインカード JCB THE CLASSもポイント付与対象外です。
実は、モバイルSuicaでクレジットカードのポイントが貯まるカードは多くありません。
その中で、高還元率で年会費を抑えたものという条件ですと、数は限られます。
モバイルSuicaにおススメな7枚の概要・比較
比較して優れている点は赤、劣っている点は青にしています。
還元率 (Suicaチャージ・定期券購入) |
還元率 (通常利用) |
貯まるポイント | ポイント有効期限 | 年会費 | その他特典 | |
JREカード |
1.5% | 0.5% | JREポイント | 貯める度に2年延長 | 初年度無料 次年度524円(税込) |
・駅ビルなどで還元率3.5% ・オートチャージ可能 ・エクスプレスパス |
ビューSuicaカード |
1.5% | 0.5% | JREポイント | 貯める度に2年延長 | 初年度無料 次年度524円(税込) |
・年間利用額に応じたボーナスポイント ・オートチャージ可能 ・エクスプレスパス |
ビックSuicaカード |
1.5% | 1.0% | JREポイントとビックポイント | 貯める度に2年延長 | 年1回以上の利用で年会費無料 (通常524円) |
・オートチャージ可能 |
ルミネカード |
1.5% | 0.5% | JREポイント | 貯める度に2年延長 | 初年度無料 次年度1,048円(税込) |
・ルミネとNEWoManでの割引 ・オートチャージ可能 ・エクスプレスパス |
JALカードSuica |
1.5% | 0.5% | JREポイントまたはJALマイル | 貯める度に2年延長 JALマイルは3年間 |
初年度無料 次年度2,200円(税込) |
・JALマイルを貯められる |
ANA VISA Suicaカード |
0.5% | 0.5% | JREポイントまたはANAマイル | 貯める度に2年延長 ANAマイルは3年間 |
初年度無料 次年度2,200円(税込) ※条件により年会費割引有 |
・ANAマイルを貯められる |
エポスゴールドカード |
1.5%(ポイントアップ登録時) 通常0.5% |
0.5% (ボーナスポイントによってアップ可能) |
エポスポイント | 無期限 | 5,500円(税込) ※条件を満たすと年会費永年無料 |
・空港ラウンジなどのゴールドカード特典 |
ちなみに、私が使っているのは一番下のエポスゴールドカードです。
若干コツが要りますが、絶対お得なカードです。
実際に私が自分で登録した手順は、こちらの記事に書いています。
それでは、各カードを個別に紹介していきます。
1枚目:JREカード
JR東日本の子会社である株式会社ビューカードが発行するクレジットカードです。
2018年7月に発行が始まり、JREポイントの本命といえるカードです。
良い点
JREカード優待店(駅ビルのアトレやペリエ、ラスカ等)では還元率が3.5%、Suicaチャージ・定期券購入などでは還元率が1.5%と優れています。
「JREポイントを一番貯めやすいカード」と言っても過言ではありません。
またビューカードに共通するメリットとして以下のメリットがあります。
- WEB明細に登録すると、利用があった月に50ポイントのボーナスが獲得できる(年間で最大600ポイント=600円分)
- 東海道・山陽新幹線のチケットがお得に買えるエクスプレス予約にも無料で加入できる(通常年会費1,000円+税)
- モバイルSuicaでもSuicaのオートチャージが設定できる
- JREポイントカードとして利用可能(駅ビルなどの加盟店で別途ポイント加算)
悪い点
通常のショッピングや公共料金支払いの還元率は0.5%と、低いです。
その為、メインカードにはしづらく、JR関係の支払いに特化したサブカードとした方がお得です。
また、家族カードが発行できない点もデメリットといえます。
2枚目:ビュー・スイカ・カード
こちらも株式会社ビューカードが発行するクレジットカードです。
ビューカードのプロパーという位置づけですが、最近は新しく登場したJREカードが推され、やや影が薄くなっています。
JREカードとの違い
基本的なスペックはJREカードとほぼ同じですが、JREカードにあった優待店(駅ビルなど)での還元率3.5%はありません。
一方で、家族カードが作れる、利用額に応じたビューサンクスボーナスポイントが得られる点がメリットです。
・ビューサンクスボーナスポイント
年間利用額 | 30万円以上 | 70万円以上 | 100万円以上 | 150万円以上 |
ボーナスポイント | 250ポイント(=250円分) | さらに1,000ポイント | さらに1,500ポイント | さらに2,500ポイント |
家族カードが欲しい人や、駅ビルでのショッピングがない人はJREカードよりもビュー・スイカ・カードの方がよいと思われます。
3枚目:ビックSuicaカード
ビックSuicaカードは、ビューカードとビックカメラのポイントカードが一体になったカードです。
良い点
冒頭の表の比較を見るとわかりますが、Suicaチャージや定期券で1.5%の還元率を誇りつつ、通常の利用でも1.0%と、高い還元率となっています。
しかも、年会費が実質無料ですので、まさに良いことづくめです。
ビックカメラで買い物する時は、「事前にスイカチャージ」→「そのスイカで買い物」という手順を踏めば、ビックカメラでの買い物の還元率は11.5%になります。
(スイカチャージ分1.5%+ビックカメラのポイント10%)
悪い点
ビックSuicaのデメリットは、「通常のショッピング利用で貯まるポイントがJREポイントとビックポイントの2種類ある」という点です。
還元率1.0%の内訳はJREポイント0.5%+ビックポイント0.5%です。
しかも、ビックポイントからスイカへの交換レートは1,500ビックポイント→スイカ1,000円分チャージとなるので、スイカチャージを前提にすると還元率は1%ではなく0.83%ほどになります。
ちなみに、Suicaチャージや定期券ではJREポイントだけが貯まるので、ビックポイントを気にする必要はありません。
4枚目:ルミネカード
こちらも株式会社ビューカードが発行するクレジットカードで、他のビューカード同様の特典があります。
違いは駅ビルのルミネで常に5%の割引が受けられる点です(ネットショップも対応)。
また、年に数回は10%の割引が受けられます。
年会費は他と比べて少しだけ高いですが、ルミネをよく利用する人ならば、こちらが最強のカードとなります。
5枚目:JALカードSuica
ビューカードとJALカードが一体になったカードです。
年会費が2,000円+税かかりますが、ビューカードとJALカードのいいとこどりのカードですので、JALとSuicaを利用する人、JALマイルを貯めたい人にはもってこいのカードです。
6枚目:ANA VISA Suicaカード
こちらはANAマイルを貯められるカードです。
しかし、発行会社がビューカードではなく三井住友カードのため、Suicaや定期券でのポイント3倍などのビューカードの一部の特典が適用されないので、注意が必要です。
7枚目:エポスゴールドカード
最後の紹介になりましたが、私がモバイルスイカで利用しているのがエポスゴールドカードです。
エポスカードは、丸井グループの子会社 株式会社エポスカードが発行しているクレジットカードで、基本の還元率は0.5%です。
しかし、ゴールドカード以上のカード限定のサービス「選べるポイントアップショップ」を使い、「モバイルスイカ」を選択すると、還元率を3倍の1.5%に引き上げる事ができます。
(ちなみに、こちらは最大3つまで登録できます。ショップと言っても、スーパーやコンビニ、ドラッグストアから、電気代や電車の運賃、通信費に至るまで、300以上の種類があります)
選べるポイントアップショップについてはこちらのオフィシャルサイトをご覧ください。
https://www.eposcard.co.jp/pointup/index.html
1.5%の還元率に加え、年間の利用額50万円以上と100万円以上の利用で、ボーナスポイントが獲得できます。
年間利用額 | ボーナスポイント |
50万円以上 | 2,500ポイント(2,500円分) |
100万円以上 | 10,000ポイント |
エポスゴールドカードの年会費は5,000円+消費税となりますが、「インビテーション(招待)を受け取る」または「年間利用金額50万円以上利用する」または「家族用のゴールドカード(ファミリーゴールドカード)を発行する」(発行無料)のいずれかを満たすと、次回以降の年会費が永年無料となります。
1年ではなく永年(ずっと)無料というところが凄いです。
エポスゴールドカードで還元率を上げる仕組みは、こちらの記事で詳しく書いています。
「Suicaや定期の為だけにクレジットカードを作るのはイヤ」とか「カードを発行するほどはJR東日本を利用しない」という人は、色々なシーンで利便性の高いエポスゴールドカードを用意してはいかがでしょうか。
まとめ
以上、モバイルSuica対応のカードを7種類紹介させていただきました。
電車の乗車や定期券の発行だけでJREポイント2%+クレカのポイント1.5%の合計3.5%の還元が受けられるというのは、かなりお得です。
やるとやらないのとでは、大きな違いがでます。
是非、お得なクレジットカードをモバイルSuicaに紐づけて、JREポイントを貯めてください。
以上、ご覧になった方のお役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m