【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs ラグジュアリーカード
私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。
ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。
とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。
そこで今回は、MasterCardブランドの最上級カード、ラグジュアリーカードとの比較を行います。
もくじ
ラグジュアリーカードは2008年にアメリカで登場したMaster Cardの最上位カード
ラグジュアリーカードは2008年にアメリカで富裕層向けに登場した、マスターカードブランドの最上位カードです。
日本では、新生銀行の子会社であるアプラスより2016年11月から発行されており、比較的歴史の浅いカードです。
ラグジュアリーカードには3つの種類があり、チタニウム< ブラック< ゴールドの順で上位になっていきます。
最上級がゴールドカードで、ブラックはその下の位置付けです。
年会費は最も安いチタニウムでも50,000円+消費税、最も高いゴールドに至っては200,000円+税となっています。
しかし、すべてのカードにはマスターカードの最上級の優待サービスであるワールド・エリートが付帯されており、チタニウムカードでも十分他社のプラチナ、ブラックカードの並みのステータスだという事がわかります。
そして、ラグジュアリーカードの一番の特徴と言えるのが、全てのカードが金属製である事です。
特に、ゴールドカードに至っては24金仕上げとなっており、見た目からして圧倒的にラグジュアリーです。
高還元率で使い勝手のよいポイントプログラム
ラグジュアリーカードはその名前やデザインからして贅沢なイメージを持ちますが、意外にも還元率が高く、ポイントの面でも優れています。
還元率は、チタニウムカードが1.0%、ブラックカードが1.25%、ゴールドカードが1.5%と、高還元率です。
さらに、電子マネーとも相性がよく、楽天Edy、モバイルスイカ、スマートイコカのクレジットチャージでもポイントが付きます。
ただし、マイルとの交換は1ポイント=3マイル(1ポイントは5円分の価値)と高くない為、基本はポイントは支払額に充てる使い方になるでしょう。
また、誕生月キャンペーンが行われており、誕生月の利用では還元率が+0.5%となる点も魅力です。
どれが良いか。先に結論から
ザ・クラスとラグジュアリーカード、どちらを選ぶべきか先に簡単に結論を申し上げます。
ラグジュアリーカードを選択すべき人
- 年間の使用額が多く(500万以上)、ステータスと共に高還元率を重視したい人
- 金属製の券面に価値を感じる人
- ザ・クラスのインビテーションを待てない人
- TOHOシネマズや美術館の無料鑑賞を活用できる人
- 新生銀行のサービスをよく使う人
- モバイルスイカなどの電子マネーへのチャージをよく使う人
- JCBにブランド価値を感じない人
以上に当てはまらない場合、コスパの面ではザ・クラスの方が勝っています。
基本スペックを比較
基本スペックの比較を、以下の表にまとめました。
勝っている部分は赤文字、劣っている部分は青文字にしています。
ザ・クラス | チタニウムカード | ブラックカード | ゴールドカード | |
年会費 | 50,000円+消費税 | 50,000円+消費税 | 100,000円+消費税 | 200,000円+消費税 |
カードブランド | JCB | MasterCard | MasterCard | MasterCard |
家族カード | 無料。8枚まで発行可能。 | 15,000円+消費税(5名まで) | 25,000円+消費税(5名まで) | 50,000円+消費税(5名まで) |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
利用限度額 | 350万~500万円 | 100~200万円 | 200~300万円 | 300万円以上 |
取得方法 | インビテーション | 申込 | 申込 | インビテーション |
還元率(基本の還元率) | 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%) | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
ポイントの有効期限 | 5年間 | 5年間 | 5年間 | 5年間 |
コンシェルジュデスク | ザ・クラス専用(24時間365日) | 専用コンシェルジュサービス(24時間365日) | 専用コンシェルジュサービス(24時間365日) | 専用コンシェルジュサービス(24時間365日) |
カードに搭載可能な電子マネー | クイックペイ | 無し | 無し | 無し |
チャージでポイントが付くプリペイド型電子マネー | 無し |
モバイルSuica |
モバイルSuica SMART ICOCA |
モバイルSuica SMART ICOCA |
プライオリティ・パス |
プレステージ会員 本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜) |
プレステージ会員 同伴者は1名につき27USドル |
プレステージ会員 同伴者は1名につき27USドル |
プレステージ会員 同伴者は1名につき27USドル |
ザ・クラスは家族カードを8枚も発行できるのが特徴です。
一方、ラグジュアリーカードはカードが金属製という理由もあってか、家族会員も高額となっています。
また、ラグジュアリーカードのプライオリティパスは、ゴールドカードでも同伴者は有料となります。
ただし、家族会員もプライオリティパスを無料で発行することができます。
限度額において、ラグジュアリーカードはチタニウムカードでも”ブラックカード扱い”のステータスですが、限度額は100万円~と、他社のゴールドやプラチナに匹敵する、渋めの限度額となっています。
付帯保険の比較
ザ・クラス | チタニウムカード | ブラックカード | ゴールドカード | |
国内旅行保険 |
条件:自動付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 |
条件:利用付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 |
条件:利用付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 |
条件:利用付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円
|
海外旅行保険 |
条件:自動付帯 傷害治療 最高1,000万円 |
条件:自動付帯 傷害治療 最高200万円 |
条件:自動付帯 傷害治療 最高200万円 |
条件:自動付帯 傷害治療 最高200万円 |
携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) | 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) | 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) | 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) | |
死亡・後遺障害 最高1億円 | 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円 | 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円 | 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円 | |
賠償責任 最高1億円 | 賠償責任 最高1億円 | 賠償責任 最高1億円 | 賠償責任 最高1億円 | |
疾病治療 最高1,000万円 | 疾病治療 最高200万円 | 疾病治療 最高200万円 | 疾病治療 最高200万円 | |
救援者費用 最高1,000万円 | 救援者費用 最高500万円 | 救援者費用 最高500万円 | 救援者費用 最高500万円 | |
海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | |
乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | |
ショッピング保険等 |
年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) ゴルファー保険 |
年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) |
年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) |
年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) |
ラグジュアリーカードはランクを上げても保険内容がほぼ変わらない点が特徴的です。
その為、ゴールドカードは年会費に比べると保険内容はかなり劣っているといえます。
その他の特典
ザ・クラス
- メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフト)
- ディズニーリゾートやUSJ等での特典
- グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など
ラグジュアリーカード(青はブラック以上、赤色はゴールドのみの特典)
- 新生銀行での各種特典(会員ランクがプラチナステージになる等)
- 国際線手荷物宅配無料(3個まで)
- チャーター機手配
- 人気レストランでのコース料理のアップグレード
- ラグジュアリー・ダイニング(高級レストランでの食事同伴1名分無料)
- レストランへのリムジン送迎サービス
- プライベートジム、美容室EARTH、家事代行サービスなどの優待
- 全国のTOHOシネマズでの無料鑑賞できる(毎月1回、2回、3回)
- 国立美術館の所蔵作品展無料完了(同伴者1名まで。ブラックカード以上は企画展の入場も無料)など
ラグジュアリーカードはザ・クラスのようなギフト(メンバーズセレクション)は無いものの、映画の無料鑑賞など、わくわくするような特典が多くあります。
ただし、TOHOシネマズの無料鑑賞券は毎月激しい争奪戦となるようなので(毎月1日の日付変更とともにネット申込するのが良い)、その部分はラグジュアリー感は薄い気がします。
まとめ:ラグジュアリーカードはユニークな特典が多く、ザ・クラスに負けないお得でリッチなカード
以上みてきたように、ザ・クラスとラグジュアリーカードは、それぞれに長所と短所があります。
ザ・クラスが総合的にお得でリッチな反面、ラグジュアリーカードは金属製の券面も含め、かなりユニークなプレミアムカードと言えます。
条件をしっかり比較検討し、自分にあったカードを選択すべきだと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m
ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。