【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs ラグジュアリーカード

2019-09-23

私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。

 

ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。

とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。

 

そこで今回は、MasterCardブランドの最上級カード、ラグジュアリーカードとの比較を行います。

 

ラグジュアリーカードは2008年にアメリカで登場したMaster Cardの最上位カード

ラグジュアリーカードは2008年にアメリカで富裕層向けに登場した、マスターカードブランドの最上位カードです。

日本では、新生銀行の子会社であるアプラスより2016年11月から発行されており、比較的歴史の浅いカードです

 

 

ラグジュアリーカードには3つの種類があり、チタニウム< ブラック< ゴールドの順で上位になっていきます。

最上級がゴールドカードで、ブラックはその下の位置付けです。

年会費は最も安いチタニウムでも50,000円+消費税、最も高いゴールドに至っては200,000円+税となっています。

しかし、すべてのカードにはマスターカードの最上級の優待サービスであるワールド・エリートが付帯されており、チタニウムカードでも十分他社のプラチナ、ブラックカードの並みのステータスだという事がわかります。

 

そして、ラグジュアリーカードの一番の特徴と言えるのが、全てのカードが金属製である事です。

特に、ゴールドカードに至っては24金仕上げとなっており、見た目からして圧倒的にラグジュアリーです。

 

 

高還元率で使い勝手のよいポイントプログラム

ラグジュアリーカードはその名前やデザインからして贅沢なイメージを持ちますが、意外にも還元率が高く、ポイントの面でも優れています。

還元率は、チタニウムカードが1.0%、ブラックカードが1.25%、ゴールドカードが1.5%と、高還元率です。

さらに、電子マネーとも相性がよく、楽天Edy、モバイルスイカ、スマートイコカのクレジットチャージでもポイントが付きます。

ただし、マイルとの交換は1ポイント=3マイル(1ポイントは5円分の価値)と高くない為、基本はポイントは支払額に充てる使い方になるでしょう。

 

また、誕生月キャンペーンが行われており、誕生月の利用では還元率が+0.5%となる点も魅力です。

 

 

どれが良いか。先に結論から

ザ・クラスラグジュアリーカード、どちらを選ぶべきか先に簡単に結論を申し上げます。

ラグジュアリーカードを選択すべき人

  • 年間の使用額が多く(500万以上)、ステータスと共に高還元率を重視したい人
  • 金属製の券面に価値を感じる人
  • ザ・クラスのインビテーションを待てない人
  • TOHOシネマズや美術館の無料鑑賞を活用できる人
  • 新生銀行のサービスをよく使う人
  • モバイルスイカなどの電子マネーへのチャージをよく使う人
  • JCBにブランド価値を感じない人

 

以上に当てはまらない場合、コスパの面ではザ・クラスの方が勝っています。

 

 

 

基本スペックを比較

基本スペックの比較を、以下の表にまとめました。

勝っている部分は赤文字、劣っている部分は青文字しています。

  ザ・クラス チタニウムカード ブラックカード ゴールドカード
年会費 50,000円+消費税 50,000円+消費税 100,000円+消費税 200,000円+消費税
カードブランド JCB MasterCard MasterCard MasterCard
家族カード 無料。8枚まで発行可能。 15,000円+消費税(5名まで) 25,000円+消費税(5名まで) 50,000円+消費税(5名まで)
ETCカード 無料 無料 無料 無料
利用限度額 350万~500万円 100~200万円 200~300万円 300万円以上
取得方法 インビテーション 申込 申込 インビテーション
還元率(基本の還元率) 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%) 1.0% 1.25% 1.5%
ポイントの有効期限 5年間 5年間 5年間 5年間
コンシェルジュデスク ザ・クラス専用(24時間365日) 専用コンシェルジュサービス(24時間365日) 専用コンシェルジュサービス(24時間365日) 専用コンシェルジュサービス(24時間365日)
カードに搭載可能な電子マネー クイックペイ 無し 無し 無し
チャージでポイントが付くプリペイド型電子マネー 無し

モバイルSuica
SMART ICOCA

モバイルSuica
SMART ICOCA
モバイルSuica
SMART ICOCA
プライオリティ・パス

プレステージ会員

本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜)

プレステージ会員

同伴者は1名につき27USドル

プレステージ会員

同伴者は1名につき27USドル

プレステージ会員

同伴者は1名につき27USドル

 

ザ・クラスは家族カードを8枚も発行できるのが特徴です。

一方、ラグジュアリーカードはカードが金属製という理由もあってか、家族会員も高額となっています。

また、ラグジュアリーカードのプライオリティパスは、ゴールドカードでも同伴者は有料となります。

ただし、家族会員もプライオリティパスを無料で発行することができます。

 

限度額において、ラグジュアリーカードはチタニウムカードでも”ブラックカード扱い”のステータスですが、限度額は100万円~と、他社のゴールドやプラチナに匹敵する、渋めの限度額となっています。

 

 

 

付帯保険の比較

  ザ・クラス チタニウムカード ブラックカード ゴールドカード
国内旅行保険

条件:自動付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

 

海外旅行保険

条件:自動付帯

傷害治療 最高1,000万円

条件:自動付帯

傷害治療 最高200万円

条件:自動付帯

傷害治療 最高200万円

条件:自動付帯

傷害治療 最高200万円

  携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) 携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円)
  死亡・後遺障害 最高1億円 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円 死亡・後遺障害 最高1億2,000万円
  賠償責任 最高1億円 賠償責任 最高1億円 賠償責任 最高1億円 賠償責任 最高1億円
  疾病治療 最高1,000万円 疾病治療 最高200万円 疾病治療 最高200万円 疾病治療 最高200万円
  救援者費用 最高1,000万円 救援者費用 最高500万円 救援者費用 最高500万円 救援者費用 最高500万円
  海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円
  乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円
ショッピング保険等

年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

ゴルファー保険

年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

 

ラグジュアリーカードはランクを上げても保険内容がほぼ変わらない点が特徴的です。

その為、ゴールドカードは年会費に比べると保険内容はかなり劣っているといえます。

 

 

その他の特典

ザ・クラス

  • メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフト)
  • ディズニーリゾートやUSJ等での特典
  • グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など

 

ラグジュアリーカード(青はブラック以上、赤色はゴールドのみの特典)

  • 新生銀行での各種特典(会員ランクがプラチナステージになる等)
  • 国際線手荷物宅配無料(3個まで)
  • チャーター機手配
  • 人気レストランでのコース料理のアップグレード
  • ラグジュアリー・ダイニング(高級レストランでの食事同伴1名分無料)
  • レストランへのリムジン送迎サービス
  • プライベートジム、美容室EARTH、家事代行サービスなどの優待
  • 全国のTOHOシネマズでの無料鑑賞できる(毎月1回、2回3回
  • 国立美術館の所蔵作品展無料完了(同伴者1名まで。ブラックカード以上は企画展の入場も無料)など

 

ラグジュアリーカードはザ・クラスのようなギフト(メンバーズセレクション)は無いものの、映画の無料鑑賞など、わくわくするような特典が多くあります。

ただし、TOHOシネマズの無料鑑賞券は毎月激しい争奪戦となるようなので(毎月1日の日付変更とともにネット申込するのが良い)、その部分はラグジュアリー感は薄い気がします。

 

 

まとめ:ラグジュアリーカードはユニークな特典が多く、ザ・クラスに負けないお得でリッチなカード

以上みてきたように、ザ・クラスとラグジュアリーカードは、それぞれに長所と短所があります。

ザ・クラスが総合的にお得でリッチな反面、ラグジュアリーカードは金属製の券面も含め、かなりユニークなプレミアムカードと言えます。

条件をしっかり比較検討し、自分にあったカードを選択すべきだと思います。

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m

 

ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。