【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs エポスプラチナカード

2019-09-23

私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。

 

ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。

とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。

 

そこで今回は、お得なプレミアムカードの代表格「エポスプラチナカード」と徹底的に比較したいと思います。

 

 

エポスプラチナカードとは

エポスカードは丸井グループの子会社、株式会社エポスカードが発行しているクレジットカードです。

一見、ファッションビルのマルイを中心としたショッピングやエンターテイメント向けのカードに思いがちですが、工夫次第でメインカードとして十分活用できる通好みのカードでもあります。

また、エポスカードは国際ブランドVISAとのスペシャルライセンシーを持っており、直接発行ができる点も特徴です(その為、カードの即日発行が可能です)。

カードの種類は、ノーマル、ゴールド、プラチナの3種類があり、プラチナは元々インビテーション(招待)のみの発行でしたが、現在では申し込みも可能となっています。

 

 

工夫次第で上がるポイント還元率

エポスゴールドカードとプラチナカードの基本的な還元率は0.5%と、決して高くありません。

しかし、以下の3つの特典を利用する事で、還元率は2%を越える事も可能です。

 

年間ボーナスポイント

エポスプラチナカードは年間の利用額に応じて、以下のようにボーナスポイントを得られます。
(ゴールドカードにもボーナスポイントがあります)

年間100万円ぴったり使った場合、ポイントは通常ポイント(200円で1ポイント)とボーナスポイントを合わせ25,000ポイント(=2万5千円分)となり、還元率は2.5%(!)となります

プラチナカード年間利用額(税込) ボーナスポイント
100万円 20,000ポイント
200万円 30,000ポイント
300万円 40,000ポイント
500万円 50,000ポイント
700万円 60,000ポイント
900万円 70,000ポイント
1,100万円 80,000ポイント
1,300万円 90,000ポイント
1,500万円 100,000ポイント

 

 

誕生月ポイント2倍

以下のように、誕生月の利用は還元率がアップします。

  通常月 誕生月
マルイでの利用 200円で2ポイント(還元率1%) 200円で4ポイント(還元率2%)
その他の利用 200円で1ポイント(還元率0.5%) 200円で2ポイント(還元率1%)

 

 

 

選べるポイントアップショップ

ポイントが3倍(200円で3ポイント=還元率1.5%)になるショップを3つまで選べます(変更可能)。

ショップと書かれていますが、ショッピングモールやチェーン店、コンビニなどはもちろん、公共料金や電話料金、モバイルスイカなども3倍にする事ができます。

 

ネット通販のサイトはありませんが、ポイントアップモールを経由することで倍率を上げられます。

また、マルイの店舗や通販では通常の還元率が1%となり、不定期の「10%オフセール」にも参加できます。

 

 

お得な年会費と充実したサービス

エポスプラチナカードの年会費は3万円(税抜)と、プラチナカードとしては平均的ですが、前年の利用が100万円を超えると次年度の年会費は2万円(税抜)となります。

一方で、特典としてはプライオリティパスやコンシェルジュサービス等、年会費以上のサービスを揃えています。

 

 

どちらが良いか。先に結論から

ザ・クラスとエポスプラチナカード、どちらが良いか結論から申しますと、以下のとおりになります。

エポスプラチナカードにした方が良い人

  • マルイのサービスを多く利用する人
  • 還元率を極限まで高める事に喜びを感じる人
  • モバイルSuicaのチャージを多く利用する人
  • 安い年会費でプライオリティパスやコンシェルジュサービスを利用したい人
  • ザ・クラスのメンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の)やディズニーなどの特典が無用な人
  • 国際ブランドをJCBではなくVISAにしたい人

 

ザ・クラスにした方がよい人

  • ディズニーリゾートを利用する人
  • 家族カードを発行したい人
  • コンシェルジュデスクにこだわりを持つ人
  • きめ細かな付帯保険が欲しい人

 

どちらにも当てはまらない人の場合、あとは感覚で決めてしまったOKだと思います。

以上の結論に至った理由は、以下で細かくご説明します。

 

 

基本スペックを比較

基本スペックの比較を、以下の表にまとめました。

勝っている部分は赤文字、劣っている部分は青文字しています。

  ザ・クラス エポスプラチナカード
年会費 50,000円+消費税

30,000円+消費税
(税込100万円の利用で次年度20,000円+消費税)

カードブランド JCB VISA
家族カード 無料。8枚まで発行可能 不可(エポスゴールドカードを発行可能)
ETCカード 無料 無料
利用限度額 350万~500万円 300万円~
取得方法 インビテーション 申込
(インビテーションの場合初年度年会費が20,000円+税となる)
還元率(基本の還元率) 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%) 0.5%(別途ボーナスポイントや還元率アップ有り
ポイント有効期限 5年間 無期限
コンシェルジュデスク ザ・クラス専用コンシェルジュサービス(24時間365日) VISAプラチナ・コンシェルジュ(24時間365日対応)
カードに搭載可能な電子マネー クイックペイ 無し
チャージでポイントが付くプリペイド型電子マネー 無し

モバイルSuica、楽天Edy、au WALLETプリペイドチャージ、SMART ICOCA

プライオリティ・パス 本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜) 本人のみ無料。同伴者は1名につき32USドル

 

ザ・クラスの方が年会費が2万円(税抜)高いですが、メンバーズセレクションで差額分の元はとれます。

しかし、エポスプラチナカードは年会費を2万円まで下げられ、さらに使い方によっては相当な高還元率が可能です。

 

プライオリティ・パスについては、ザ・クラスが同伴者1名まで無料であるのに対し、エポスプラチナカードは同伴者は有料となります。

 

 

 

付帯保険の比較

  ザ・クラス エポスプラチナカード
国内旅行保険

条件:自動付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

海外旅行保険 傷害治療 最高1,000万円 傷害治療 最高300万円
  携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円)

携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円)

  死亡・後遺障害 最高1億円 死亡・後遺障害 最高1億円
  賠償責任 最高1億円 賠償責任 最高1億円
  疾病治療 最高1,000万円 疾病治療 最高300万円
  救援者費用 最高1,000万円 救援者費用 最高200万円
  海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高2,000万円
  乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・搭乗不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 出向遅延・欠航・搭乗不能費用2万円、手荷物遅延費用10万円
ショッピング保険等

年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

ゴルファー保険

なし

 

保険に関しては、全般的にザ・クラスの方が優位になっているものの、家族特約に関してはエポスが2,000万円となっている点は意外です(家族特約2,000万円は、アメックスやダイナースのハイクラスカードより上です)

 

 

その他の特典

ザ・クラス

  • メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフト)
  • ディズニーリゾートやUSJ等での特典
  • グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など

 

エポスプラチナカード(青文字はゴールドカードも対象)

  • グルメクーポン(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)
  • tsumiki証券のつみたてNISAでもポイント獲得(1年目0.1%~5年目以降0.5%)、ボーナスポイントの集計対象になる
  • 丸井の株主優待でポイント獲得(100株で2,000ポイント)

丸井グループの投資信託会社tsumiki証券はエポスカードの支払いで行う投資信託を販売している会社です。

https://www.tsumiki-sec.com/

 

株の優待や投資信託でのポイント獲得は「投資」の趣旨からは外れてしまうかもしれませんが、「確実にポイントが貯まる」のはお得な気分になります。

 

 

まとめ:お得度でいえばエポスプラチナカードに軍配が上がるかも

私個人としては、ザ・クラスは本当にお得なブラックカードだと思っています。

しかし、こうしてエポスプラチナカードと比較すると、エポスプラチナカードも負けず劣らずコスパに優れたハイクラスカードだと思いました。

特に、安い年会費でコンシェルジュ、プライオリティパスを入手したい人には、もってこいのカードです。

若干複雑なポイント制度ですが、意識すればするほど還元率を高められます。

そのあたりのコントロールが面倒だと思う人は、ザ・クラスの優れた特典と安心の保障内容をチョイスするのが良しだと思います。

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m

 

ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。