【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs ミライノカードプラチナ
私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。
ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。
とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。
そこで今回は、高還元率のプレミアムカード「ミライノカード プラチナ」と徹底的に比較したいと思います。
もくじ
ミライノカードプラチナ(MIRAINO CARD PLATINUM)とは
ミライノカードは住信SBIネット銀行が発行するクレジットカードです。
高還元率とわかり易いポイントプログラムで話題だったSBIカード(途中で改悪)の、後継カードという位置づけで2017年に誕生しました。
国際ブランドはJCBのみで、特典の内容はJCBプラチナカードに近いものですが、プロパーにはない多くのサービスや特徴を持っています。
また、カードの発行には住信SBIネット銀行の銀行口座が必須となります。
還元率は1.2%越え!
ミライノカードプラチナは、1,000円の利用毎にミライノポイントが6ポイント(6円分)貯まります。
(ノーマル、ゴールドの場合は5ポイント)
このままですと還元率0.6%ですが、ミライノポイントを住信SBIネット銀行のスマプロポイントへ交換する事で、還元率を1.2%に高める事ができます。
ミライノポイント1ポイントでスマプロポイント2ポイント(2円分)に交換できるからです。
このスマプロポイントはカードの支払額に充当できます。
また、住信SBIネット銀行のスマートプラグラム(スマプロ)では、ミライノカードの引き落としが月に5万円以上あると100ポイント(100円分)獲得できます。
仮に毎月5万円ピッタリ使用した場合、ポイント獲得数は合計700ポイントとなり、還元率は1.4%まで上がります。
審査基準に年収制限?
ミライノカードプラチナは申し込みで取得できますが、オフィシャルサイトには申し込みの基準が明記されています。
お申込み対象 20歳以上(学生不可)/年収700万円以上
年収700万というと、一般の会社員の平均年収より高いですから、まさにハイクラスなカードと言えます。
(ザ・クラスを取得した平凡なサラリーマンだった私では、発行不可です…)
JCBプラチナに準じたサービス
繰り返しになりますが、ミライノカードプラチナの特典は、ほぼJCBプラチナをベースにしています。
しかし、以下の部分が異なります。
- 還元率が1.2%(JCBプラチナは0.5~0.8%)
- 住信SBIネット銀行で優遇が受けられる(会員ランクがアップし、ATM利用無料や他行振り込み無料の回数が増加、カードローン金利の減少)
- グルメベネフィット(コース料理分1名無料)は無い
どちらが良いか。先に結論から
ザ・クラスとミライノカードプラチナ、どちらが良いか結論から申しますと、以下のとおりになります。
ミライノカードプラチナにした方が良い人
- 還元率は絶対高い方がいい人
- メンバーズセレクション(会員向けギフト)やザ・クラスの優待に興味がない人
- 住信SBIネット銀行を多く利用している人
- ザ・クラスのステータスに興味がない人
- ディズニーの専用ラウンジは要らないけど、USJの専用ラウンジは欲しい人
- グルメベネフィットは要らないけど、ダイニング30(高級レストランの利用30%オフ)は欲しい人
- カードの利用限度額は300万円以下で大丈夫な人
それ以外の人は、ザ・クラスがおススメです。
なぜならメンバーズセレクションやグルメベネフィットの差額を考えれば、ザ・クラスの方がステータスや保険だけでなく、コスパも上になるからです。
以上の結論に至った理由は、以下で細かくご説明します。
基本スペックを比較
基本スペックの比較を、以下の表にまとめました。
勝っている部分は赤文字、劣っている部分は青文字にしています。
ザ・クラス | ミライノカードプラチナ | |
年会費 | 50,000円+消費税 |
25,000円+消費税 |
カードブランド | JCB | JCB |
家族カード | 無料。8枚まで発行可能。 | 無料 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
利用限度額 | 350万~500万円 | 300万円~(?) |
取得方法 | インビテーション | 申込 |
還元率(基本の還元率) | 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%) |
1.2% |
ポイント有効期限 | 5年間 | 3年間 |
コンシェルジュデスク | ザ・クラス専用コンシェルジュサービス(24時間365日) | JCBプラチナ・コンシェルジュ(24時間365日対応) |
カードに搭載可能な電子マネー | クイックペイ | クイックペイ |
チャージでポイントが付くプリペイド式電子マネー | 無し |
無し |
プライオリティ・パス | 本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜) | 本人のみ無料。同伴者は1名につき2,000円(税抜) |
付帯保険の比較
ザ・クラス | ミライノカードプラチナ | |
国内旅行保険 |
条件:自動付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 |
条件:自動付帯 傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 |
海外旅行保険 | 傷害治療 最高1,000万円 | 傷害治療 最高1,000万円 |
携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) |
携行品損害 最高100万円(免責1事故3,000円) |
|
死亡・後遺障害 最高1億円 | 死亡・後遺障害 最高1億円 | |
賠償責任 最高1億円 | 賠償責任 最高1億円 | |
疾病治療 最高1,000万円 | 疾病治療 最高700万円 | |
救援者費用 最高1,000万円 | 救援者費用 最高500万円 | |
海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | |
乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・搭乗不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | なし |
|
ショッピング保険等 |
年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) ゴルファー保険 |
年間100万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) |
保険の内容は当然ながらザ・クラスの方が優れていますが、ミライノカードプラチナも年会費のわりには保険内容はかなり充実しています。
特に、国内旅行の傷害保険も自動付帯で1億円というのは、年会費10万円越えのアメックス・プラチナやダイナース・プレミアムよりも上です。
その他の特典
ザ・クラス
- メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフト)
- ディズニーリゾートやUSJ等での特典
- グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など
ミライノカードプラチナ
- 住信SBIネット銀行で優遇が受けられる(会員ランクがアップし、ATM利用無料や他行振り込み無料の回数が増加、カードローン金利の減少)
まとめ:ミライノカードの還元率の高さはやはり魅力
私個人としては、ザ・クラスは本当にお得なブラックカードだと思っています。
しかし、こうしてミライノカードプラチナと比較すると、ザ・クラスの特典をある程度我慢すれば、コスパの点ではミライノカードに軍配が上がる気がします。
還元率が高く、安い年会費でコンシェルジュ、プライオリティパスを入手したい人には、もってこいのカードです。
ミライノカードを使えば、自然と住信SBIネット口座の使用頻度が高くなるでしょう。
その部分で住信SBIネット銀行的にはオイシイわけで、高還元率ができる理由になっているのかもしれません。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m
ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。