【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs 楽天ブラックカード
私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。
ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。
とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。
そこで、今回は本当に「お得でリッチか」検証する為、お得なブラックカードの筆頭格「楽天ブラックカード」と徹底的に比較したいと思います。
もくじ
楽天カードと楽天ブラックカード
まずは、楽天カードの特徴を簡単にご紹介します。
楽天カードは今や、日本で発行枚数ナンバーワンを誇るクレジットカードとなっています。
楽天市場はもちろん、楽天銀行や楽天モバイルなど、”楽天経済圏” に入れば入るほど、お得度は倍増します。
申し込みで入会できる楽天カードは、ノーマルカードの他、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードが用意されています。
そして、楽天プレミアムカードよりさらに上の、最上位ランクのカードが楽天ブラックカードとなり、こちらはインビテーション(招待) でのみ入会可能です。
楽天ブラックカードの特徴
インビテーションの基準は意外と厳しい?
楽天カードは審査に通りやすいと言われていますが、楽天ブラックカードのインビテーションの基準は「厳しめ」だと言われています。
というのも、楽天ブラックカードの審査基準は、楽天関連のサービスの利用度が大きなウエイトを占めているからです。
その為、一般的なクレカのインビテーションのように、カードの利用実績や会員のステータスだけでは取得できない可能性があります。
一方、楽天のあらゆるサービス、銀行やスマホ、証券会社から旅行会社、電力会社までをフルに利用すれば、意外と簡単に入手できるようです。
楽天ブラックカードの還元率
通常の還元率は、ノーマルカードと同じ1%です。
しかし、楽天市場などで楽天ブラックカードを利用すると、獲得ポイントが+5倍(還元率5%アップ)となります。
(楽天市場などでのショッピングの際、ポイントが上乗せされる楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU) が+5倍という意味です)
ただ、ポイントの上乗せは楽天のノーマルカードでも+2倍、楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードで+4倍あり、ブラックカードが特別優れているというわけではありません。
どちらが良いか。先に結論から
JCB ザ・クラスと楽天ブラックカード、どちらが良いか結論から申しますと、以下のとおりになります。
楽天ブラックカードにした方がよい人
- 楽天関係のサービス(楽天経済圏) を多く利用している人
- ザ・クラスのメンバーズセレクション(2万~2万5千円相当のギフト) やディズニーなどの特典が要らない人
- 国際ブランドをJCBではなくMasterCardかAmexにしたい人(楽天カードは3社から選べます)
- プライオリティパスを同伴者2名で利用する人
- 500万円以上の利用限度額が欲しい人
ザ・クラスにした方がよい人
- 楽天経済圏に囲い込まれるのに抵抗がある人
- ディズニーリゾートを利用する人
- 家族カードを3枚以上発行したい人
- コンシェルジュデスクにこだわりを持つ人(楽天ブラックカードのコンシェルジュはプラチナカード会員向けのコンシェルジュの為、ザ・クラスのコンシェルジュの方が格上です)
- きめ細かな付帯保険が欲しい人
(どちらにも当てはまらない人の場合は、別のブラックカード/プラチナカードを検討すべきかもしれません)
以上の結論に至った理由を、細かくご説明します。
基本スペックを比較
2つのカードの基本スペックを、表にまとめて比較しました。
優れている部分は赤文字、劣っている部分は青文字にしています。
ザ・クラス |
楽天ブラックカード |
|
年会費 | 50,000円+消費税 | 30,000円+消費税 |
国際ブランド | JCB | MasterCard、Amex、JCB |
家族カード | 無料。8枚まで発行可能。 | 無料。2名まで発行可能。 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
利用限度額 | 350万~500万円 | 100万円~1,000万円 |
取得方法 | インビテーション | インビテーション |
還元率(基本の還元率) | 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%) | 1%(楽天市場などでは5%上乗せ) |
ポイント有効期限 | 5年間 | ポイント獲得ごとに1年延長(獲得し続ける限り無期限) |
コンシェルジュデスク | ザ・クラス専用コンシェルジュサービス(24時間365日) | 各ブランドのコンシェルジュサービス(JCBブランドの場合はJCBプラチナ用のコンシェルジュ 24時間365日対応) |
カードに搭載可能な電子マネー | クイックペイ | 楽天Edy |
チャージでポイントが付くプリペイド型電子マネー | 無し |
楽天Edy(0.5%) |
プライオリティ・パス | 本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜) | 本人と同伴者2名まで無料。同伴者3名以上は1名につき3,000円(税抜) |
ザ・クラスの方が年会費が2万円(税抜) 高いですが、メンバーズセレクションで元がとれるので、実質的な年会費はほぼ変わらないと判断できます。
また、ザ・クラスは家族カードを8枚も発行できるのも特徴です。
楽天ブラックカードは、JCBブランドの他に、MasterCardとAmexが選べます。コンシェルジュはそれぞれのカード会社のものになります。
この辺りが、自社の専用コンシェルジュを用意するザ・クラスに比べ若干劣ると判断できます。
プライオリティ・パスについては、ザ・クラスが同伴者1名だけ無料に対し、楽天ブラックカードは同伴者2名まで(本人含め3名まで)無料です。
付帯保険の比較
ザ・クラス |
楽天ブラックカード |
|
国内旅行保険(どちらも自動付帯) |
傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 |
傷害保険(死亡・後遺障害) 最高5,000万円 |
海外旅行保険(どちらも自動付帯) | 傷害治療 最高1,000万円 | 傷害治療 最高300万円 |
携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) |
携行品損害 最高50万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) |
|
死亡・後遺障害 最高1億円 | 死亡・後遺障害 最高1億円 | |
賠償責任 最高1億円 | 賠償責任 最高1億円 | |
疾病治療 最高1,000万円 | 疾病治療 最高300万円 | |
救援者費用 最高1,000万円 | 救援者費用 最高300万円 | |
海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 | |
乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 | なし | |
ショッピング保険等 |
年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) ゴルファー保険 |
年間300万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償) |
付帯保険については、ザ・クラスが全般的に勝っています。
保険内容に関しては、楽天ブラックカードは一般的なプラチナカードと同等です。
その他の特典
ザ・クラス
- メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフトが年1回貰えます)
- ディズニーリゾートやUSJ等での特典
- グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など
楽天ブラックカード
- 1年間楽天プレミアムが無料(通常は年会費税込3,900円)
- MasterCardブランドの場合・・・高級レストランでの食事同伴1名分無料のサービス(TASTE OF PREMIUMダイニングBY招待日和)
- JCBブランドの場合・・・JCB PLATINUMのサービスに準じた特典(ただしグルメベネフィットは無し)
- AMEXブランドの場合・・・アメックス会員向けのWEBサービス「アメリカン・エキスプレス・コネクト」(こちらはノーマルカードでも利用可) や、優待サービス「オントレ」(こちらは楽天ブラックカードのみ) が利用可能。
まとめ:どちらもかなりお得なカード。どちらが得かは使う人次第
私個人としては、ザ・クラスは本当にお得なブラックカードだと思っています。
しかし、こうして楽天ブラックカードと比較すると、楽天ブラックカードも負けず劣らずコスパに優れたハイクラスカードだと思いました。
楽天にずっぽりハマッて ”究極のポイント無双” を狙うというのも、アリかと思います。
楽天ブラックカードへの最短ルートは楽天プレミアムカードへの申し込みです。楽天プレミアムカードについては、以下のリンク先をご確認ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m
ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。もしよければご覧ください。