【徹底比較】JCB THE CLASS(ザ・クラス) vs アメックスゴールド/アメックスプラチナ

2019-09-21

私は、JCBの最上級カード JCB THE CLASS(ザ・クラス)をメインカードとして使っています。

 

ザ・クラスは、私のような一般人でも無理なく入手でき、「お得とリッチの両立」という面では最高のカードだと思っています。

とはいえ、近年はコスパのよいブラックカードやプラチナカードが増えており、ザ・クラスが最高とは言い切れなくなっています。

 

そこで今回は、ハイクラスなカードブランドの代表格、アメックス(アメリカンエキスプレス) のゴールドカード、プラチナカード徹底的に比較します。

 

アメックスのプロパーカードは1ランク上

アメックスのプロパーカードで年会費の安いグリーンカードでも、他社のゴールドカードかそれ以上に相当するカードとなっています。

年会費は12,000円(税抜)で、それ相応にサービスも充実しています。

 

 

そんなアメックスブランドの最高峰はアメックス・センチュリオンですが、そちらは入会金50万円、年会費35万円です。

インビテーションを受けるには年間数千万円の決済(事業経費を除く)が必要と言われ、一般人とは異世界に存在する究極のハイステータスカードなので、ザ・クラスの比較対象にはなりません(恐れ多くて参考画像も載せません)。

 

今回ザ・クラスと比較するのは、アメックスのゴールドカードと、プラチナカードです。

 

 

どれが良いか。先に結論から

ザ・クラスとアメックス・ゴールド、アメックス・プラチナ、どれを選ぶべきか、簡単に結論を申し上げます。

アメックス・プラチナを選択すべき人

前提として、高額な年会費(税抜き130,000円)を負担に感じない人

  • 最高のステータスを手に入れたい人
  • 海外渡航の機会が多い人や、海外での利便性や補償をとにかく充実させたい人
  • プロパーカードにこだわりつつ、マイルを貯めたい人
  • インビテーションを待たずに申し込みたい人
  • 利用限度額を500万円以上欲しい人

 

ザ・クラスを選択すべき人

  • コスパを重視する人
  • 海外旅行や宿泊を中心としたアメックスの優待にピンとこない人
  • シンプルなポイントプログラムで気軽に得したい人
  • 利用限度額が流動的に見直されるのがイヤな人

 

アメックス・ゴールドを選択すべき人

基本的にはアメックス・プラチナが持てない事が前提になります

  • アメックスプラチナやセンチュリオンを目指す人
  • 500万円を超える利用限度額が欲しい人
  • アメックスの使い勝手を試したい人

 

 

基本スペックを比較

基本スペックの比較を、以下の表にまとめました。

優れている部分は赤文字、劣っている部分は青文字しています。

  ザ・クラス アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
年会費 50,000円+消費税 29,000円+消費税 130,000円+消費税
カードブランド JCB AMEX AMEX 
家族カード 無料。8枚まで発行可能。 1枚目無料。2枚目以降12,000円+消費税 無料。4枚まで。
ETCカード 無料 無料(発行手数料850円+消費税) 無料(発行手数料850円+消費税)
利用限度額 350万~500万円

10万円~数千万円以上も(?)

※カードの色などによって一律に決まる事は無く、個人ベースで決められる

10万円~数千万円以上も(?)

※カードの色などによって一律に決まる事は無く、個人ベースで決められるそう

取得方法 インビテーション

申込

申込

還元率(基本の還元率) 0.5%(前年の利用実績に応じて最高0.85%)

0.3%~1.0%

(アメックスのポイント制度の概要は後述)

0.3%~1.0%

(アメックスのポイント制度の概要は後述)

ポイントの有効期限 5年間 3年間(メンバーシップ・リワード・プラスに登録または一度アイテムと交換でその後は無期限 無期限
コンシェルジュデスク ザ・クラス専用(24時間365日) 無し プラチナ・コンシェルジュ・デスク(24時間365日)
カードに搭載可能な電子マネー クイックペイ

無し

無し

チャージでポイントが付くプリペイド型電子マネー 無し 無し

無し

プライオリティ・パス

プレステージ会員(最上級グレード)

本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき2,000円(税抜)

スタンダード会員

年間2回まで無料(3回目以降は1回あたり32USドル)

プレステージ会員(最上級グレード)

本人含む2名まで無料。3名以上は1名につき32USドル(税抜)

 

ザ・クラスは家族カードを8枚も発行できるのが特徴です。

一方、アメックス・プラチナカードは本会員に1枚のみメタル製のカードが発行されます(それ以外は通常のプラスチック製です)。

アメックスの利用限度額は、カードの色によって一律に決まっておらず、見直しも頻繁に行われます。
その為、年収や利用状況などによって、大きく変わります。
また、デポジットする事で利用限度額を上げる事も可能です。

 

 

アメックスのポイント制度

アメックスのポイント制度は、他社と比べると複雑です。

結論から言うと、アメックスはポイント還元率を期待して利用するカードではありません
(通常の利用ならば、ザ・クラスの方が還元率が高くなります)

 

アメックスのポイント制度であるメンバーシップ・リワード・ポイントは、ショッピング利用100円毎に1ポイント加算です。しかし、一部の公共料金などでは200円で1ポイントと、獲得率が下がります。

ポイントの利用については、利用代金への充当の場合1ポイント=0.3円分、楽天スーパーポイントやTポイントへ移行させる場合は3,000ポイント=1,000楽天スーパーポイント(Tポイント)となり、この場合の還元率は0.3%です。

 

しかし、年会費3,000円(税抜) の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、ポイントの獲得率と交換レートをアップさせることができます。

アメックスプラチナの場合、メンバーシップ・リワード・プラスの登録は無料です。

  通常 メンバーシップ・リワード・プラス登録済
ポイント獲得率 100円で1ポイント

100円で1ポイント

一部の加盟店(アマゾン等):100円で3ポイント

カードの利用代金に充当 1ポイント=0.3円

1ポイント=0.5~1円

※旅行代金に充当すると1ポイント=1円(最大)となります

楽天スーパーポイント・Tポイント 3,000ポイント=1,000楽天スーパーポイント(Tポイント)
還元率0.3%
3,000ポイント=1,500楽天スーパーポイント(Tポイント)
還元率0.5%
ANAマイル(別途 年間費用5,000円+消費税が必要) 2,000ポイント=1,000マイル 1,000ポイント=1,000マイル

 

マイル獲得に重点を置くならば、ANA アメリカン・エキスプレス・カード等を選択した方がよいでしょう。

 

(その他、ダイナースプレミアムセゾンプラチナ・ビジネスアメックスという選択肢もあります)

 

 

付帯保険の比較

  ザ・クラス アメックス・ゴールド アメックス・プラチナ
国内旅行保険

条件:自動付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高5,000万

条件:利用付帯

傷害保険(死亡・後遺障害) 最高1億円

海外旅行保険

条件:自動付帯

傷害治療 最高1,000万円

条件:自動付帯(カッコ内は利用付帯の場合)

傷害治療 最高200万円(300万円)

条件:自動付帯(カッコ内は利用付帯の場合)

傷害治療 最高1,000万円

携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円) 携行品損害 最高50万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円)

携行品損害 最高100万円(年間100万円まで、免責1事故3,000円)

死亡・後遺障害 最高1億円 死亡・後遺障害 最高5,000万円(1億円) 死亡・後遺障害 最高5,000万円(1億円)
賠償責任 最高1億円 賠償責任 最高4,000万円 賠償責任 最高5,000万円
疾病治療 最高1,000万円 疾病治療 最高200万円(300万円) 疾病治療 最高1,000万円
救援者費用 最高1,000万円 救援者費用 最高300万円(400万円) 救援者費用 最高1,000万円
海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円 海外家族特約(障害死亡・後遺障害) 最高1,000万円
乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 乗継遅延費用2万円、出向遅延・欠航・登場不能費用2万円、寄託手荷物遅延2万円、寄託手荷物紛失4万円 乗継遅延費用3万円、出向遅延・欠航・登場不能費用3万円、寄託手荷物遅延3万円、寄託手荷物紛失6万円
ショッピング保険等

年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

ゴルファー保険

年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

リターン・プロテクション(返品が受け付けられない場合購入後90日以内ならアメックスが補償。1商品につき3万円まで、年間15万円まで)

キャンセル・プロテクション(旅行やコンサートチケットのキャンセル補償)

年間500万円(免責1事故3,000円、購入日から90日間補償)

リターン・プロテクション(返品が受け付けられない場合購入後90日以内ならアメックスが補償。年間15万円まで)

キャンセル・プロテクション(旅行やコンサートチケットのキャンセル補償)

ワランティー・プラス(メーカー保証期間後もメーカーと同等の保障を2年間受けられる)

ホームウェア・プレテクション(電化製品・パソコン等の破損の補償)

個人賠償責任保険(会員と家族に対し1事故1億円を限度に付帯)

 

 

その他の特典

ザ・クラス

  • メンバーズセレクション(2万~2万5千円相当の選べるギフト)
  • ディズニーリゾートやUSJ等での特典
  • グルメベネフィット(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など

 

アメックス(赤色はプラチナのみの特典)

  • 手荷物無料配送など、空港・海外旅行でのサポートが充実
  • USJや会員向けチケット先行販売など
  • ゴールド・ダイニング(2 for 1ダイニング)by招待日和(高級レストランでの食事同伴1名分無料、要予約、回数制限有り)など
  • 世界中のホテルやリゾート施設で様々な優待特典
  • フリー・ステイ・ギフト(カード更新をすると年に1回国内の対象ホテルに一泊できる無料ペア宿泊券)

 

まとめ:お得度ではザ・クラス。ステータス(特に海外)ならアメックス・プラチナ

これまでご覧いただいたとおり、数字の面ではザ・クラスはアメックス・プラチナに劣らない部分も多くあります(特に付帯保険など)。

また、還元率においても、通常の使い方ならばザ・クラスの方が高くなります。

海外に出かける機会が少ない方はザ・クラス一択かと思います。

 

一方、アメックスの魅力はなんといっても海外などの旅先における優待ステータスです。

海外でハイクラスな旅を満喫したいのなら、断然アメックス・プラチナです。

 

また、アメックス・ゴールドはザ・クラスと比較すると、すべての面で中途半端です。

ザ・クラスの方が特典が豪華でありながら、年会費や還元率の面でも高コスパです。

アメックス・プラチナを目指す予定が無いならば、アメックス・ゴールドのチョイスは無しだと思います。

 

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

カード取得のご参考になれましたら幸いですm(_ _)m

 

ちなみに、JCB ザ・クラスについて詳しくは、以下の記事に書いています。